夏が近づくと「うちの猫、大丈夫かな?」と心配になりますよね。
猫は汗をかかない生き物なので、体に熱がこもりやすく、実は暑さにとても弱いんです。
今回は、猫のために夏に気をつけたいこと&おうちでできる暑さ対策7つのヒントを、わかりやすくまとめました。
マムとの暮らしで実践していることも交えながら、ゆるっとご紹介します!
猫も夏バテするの?暑さに弱いタイプって?
猫はもともと乾燥地帯の動物ですが、実は猫って、暑さにもそんなに強くないんです。
体に汗をかけないから、熱がこもりやすいんです。
特に注意が必要なのはこのタイプの猫さんたち
- 長毛猫さんやぽっちゃり猫さん(熱がこもりやすい)
- シニア猫さんや子猫(体温調整が苦手)
- 持病がある猫さん(体に負担がかかりやすい)
こういった子たちは、夏に体調を崩しやすいので要注意。
「え?猫って暑さ平気じゃないの?」と思っている人も多いかと思います。
今の住宅環境は通気性が悪く、エアコンなしでの真夏の室内では、熱中症になってしまう可能性もあるんです。

おうちでできる!猫の暑さ対策7つ
① エアコンは「弱冷房+空気循環」が最強コンビ!
猫は冷えすぎも苦手なので、エアコンは27〜29℃の設定がベスト。
扇風機やサーキュレーターを使って空気をゆるやかに循環させるのがおすすめです。
- 27〜29℃くらいの設定で「ゆる冷え」
- 扇風機やサーキュレーターで空気をやさしく回す
- 風が猫に直接当たらないようにする
💡ちょっと役立つ豆知識
- サーキュレーターは壁に向けると、風がやわらかくなって猫も安心
- エアコンの設定温度を一定にしておくことで、電気代の節約にも◎
マムが快適に過ごせるように、日中は28〜29℃設定でエアコンをオン!
ちょっと電気代が気になりますが…体調を崩して病院通いになるよりはずっとマシ。
夜も寝ている部屋は冷房 or 除湿モードで適度に快適をキープしています。
② 窓からの熱をブロック!
直射日光が入る場所は、室温より5℃以上熱くなることも。
🌞 おすすめ対策
- 遮熱カーテン・すだれ・断熱シートの活用
- 窓の外にグリーンカーテンを設置(つる植物で自然の日よけ)
③ ひんやりスポットを作ってあげよう♪
猫って、自分で「ここ涼しいニャ」と快適スポットを見つける天才。
でも飼い主として、選べる“涼しさ”を用意してあげるのが愛!
試してほしいひんやりグッズ
素材 | どんな子に向いてる? |
---|---|
アルミやステンレス | とにかく暑がりな子向け |
大理石・タイル系 | 冷えすぎが苦手な子向け |
接触冷感のマット・ベッド | 柔らか好きな子向け |
※冷却ジェルタイプは誤飲防止のため、噛み癖のある猫には不向きです。
場所は風通しが良く、直射日光が入らない場所がベスト。
「床で伸びている場所」がヒントになります。
ちなみにうちのマム、買ったばかりの接触冷感ベッドには見向きもせず、床でゴロン派です。…それもまた猫。
なので、マムのために全部ジョイントマットを敷かずに一部フローリング状態にしてあります。

④「水、飲んでくれない問題」に効くワザ
夏は脱水がこわい。
でも猫って、そもそもあまり水を飲んでくれない…。
そんなときは、ちょっとした工夫で飲水量UPが期待できます!
- 複数の場所にお水を置く(3〜4ヶ所がベスト)
- 器の素材を変えてみる(陶器・ガラス・ステンレスなど)
- 循環式の給水器を試す(流れる水に興味津々)
- ウェットフードやちゅ〜る水で水分補給(水に全く見向きもしない時はコレ!)
うちのマムは水はほとんど飲んでくれないので、ウェットフードに水素水を混ぜてあげると飲んでくれます。
マムはヨーグルトが大好きなので週3回ほどティースプーン1杯くらいをあげてます。健康と水分補給を兼ねて。
ヨーグルトは無糖・無脂肪のものならあげても大丈夫。
ただ、体質的に乳糖を分解できない猫ちゃんもいるのでそういう子にはあげない方が良いですね。
(参考:ペットサポートのPS保険より)

⑤ トイレも快適温度で!設置場所の見直しを
トイレが暑い場所にあると、猫が使いたがらなくなり、排尿トラブルの原因になることも。
- 換気ができる場所に設置
- 風通しの悪い脱衣所や窓際は避ける
- 夏場だけでも移動してあげるのも手
トイレの場所にも配慮して、通気性のよい場所に設置しましょう。

⑥ ブラッシングと濡れタオルで快適キープ
夏は抜け毛がすごい…!
放っておくとムレたり、毛玉になったり、猫さん的にもモヤモヤします。
毎日のブラッシングで通気性アップ&スキンシップも◎
- 毎日のブラッシングでスッキリ(毛玉も防げる)
- 朝や夜の涼しい時間にやさしく
- 濡らしたタオルで体をなでると、熱がこもりにくい
- 足裏の毛カットで、すべり防止&快適度UP
シニア猫や毛づくろいが減った子はこまめなケアで夏バテを防止しましょう。
マムは濡れタオルがちょっと苦手だけど、ブラッシングが大好き♡
ブラッシング用のスプレーをしてあげると涼しさUPで気持ちよさそうにしてます。


⑦ 夏バテ・熱中症を防ぐには?サインと応急対応
猫は「具合悪いニャ〜」なんて言ってくれないので、ちょっとした変化に気づくことが大事です。
- 口を開けてハァハァ(パンディング:猫はふだんしません)
- 体がいつもより熱い(耳や肉球)
- ごはんも水もいらないモード
- ぐったりして元気がない
応急処置は…
冷房のきいた部屋に連れて行って、濡れタオルでやさしくくるんで、水が飲めれば少しずつ与えます。
様子がおかしければ迷わず病院へ!です。
猫の性格別!暑さ対策の工夫例
猫って、自分にとって “ ちょうどいい ” 場所を選ぶ天才。
でも時には「なんでそこに!?」と驚かされることもありますよね。
猫の好みって、ほんとにそれぞれ。
性格別に考えてみると、「うちの子に合った涼活」が見つかるかもしれませんよ♪
ツンデレ猫さん
→ ひとり時間も大事にしたいタイプ。
人の目につかない場所やひんやりした段ボールの中が好き。
おすすめ:こっそりくつろげる“隠れ涼スポット”を用意(冷感マット+カバーなど)
甘えん坊猫さん
→ 飼い主さんの近くがいちばん安心。でも風が直撃するのはイヤ。
おすすめ:エアコンの風が届かないソファ下や足元にひんやりスペースを
慎重派猫さん
→ 音や気配に敏感。エアコンの音や人の動きが少ない静かな場所を好みます。
おすすめ:脱衣所や廊下のすみっこに、ひんやり素材の寝場所をそっと設置
おっとり猫さん
→ 省エネモードで動かないことも多く、体に熱がこもりやすいタイプ。
おすすめ:風通しのいい床+接触冷感素材で、“動かなくても涼しい”場所を
ビビり猫さん
→ 音や人の気配に敏感で、狭くて暗い場所にこもりがち。
おすすめ:こもり場所に冷感シートを敷く+風や音のない静かな環境を意識
冒険家猫さん
→ 家の中を探検して、お気に入りスポットを日替わりで楽しむタイプ。
おすすめ:高い所や窓際にも涼感グッズを用意し、空気が流れる工夫を
どんな性格の子にも、「ここ、好き!」って思える場所があるはず。
その“こだわり”を見つけてあげることが、猫にとって最高の暑さ対策になるのかもしれませんね。

まとめ:夏の猫ライフは「観察とちょっとの工夫」でぐんと快適に♪
猫って、自分で涼しい場所を見つけるのが得意なようで、意外と快適じゃない場所で寝てたりします(笑)
だからこそ、飼い主さんがちょっと観察して、ちょっと工夫するだけで、夏の過ごしやすさがぐんと変わってきます。
- エアコンや空気の流れを見直す
- 水を飲みたくなる工夫をする
- 涼しい場所を選べるようにしてあげる
- 小さな変化に気づいてあげる
それだけで、猫も「なんかいい夏だにゃ〜」って思ってくれるかもしれません。
夏は少し大変だけど、工夫して快適そうに過ごしている愛猫を見ると、こっちまで嬉しくなるものですよね。
今年の夏も、あなたの猫さんがのびのびと過ごせますように☀️

🐾 最後にちょこっと、マムの話。
うちのマム、今年で11歳。
この季節は「暑さが心配…」と思いつつ、ついついマムの様子をこまめに見ちゃいます。
エアコンの風が苦手らしくて、冷房が効いてくるとベッドの下に避難したり、
ときにはわざわざ部屋を出て、なぜか玄関の方でゴロンとくつろいでいることも。
「そこ、むしろ暑いんじゃないの?」と思いつつ、
のびーっと伸びて気持ちよさそうに寝ているのを見ると、
きっとマムなりの “ ちょうどいい場所 ” なんだろうな、と笑ってしまいます。
猫って、人間にはわからないセンサーで、心地よさを見つけているのかもしれませんね。
だからこそ、「ここかな?」「こっちも用意しとこうかな?」と、
飼い主のちょっとした工夫が、猫の夏をもっと快適にしてくれるんだなと実感しています。
